topコマンドの基本的な使い方
まずは、最もシンプルな形式でtop
コマンドを実行してみましょう。これにより、システムのプロセスのリアルタイムで動的なビューが得られます。
ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
top
次のような表示が見られるはずです。
top - 14:30:23 up 5:10, 1 user, load average: 0.15, 0.22, 0.28
Tasks: 213 total, 1 running, 212 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
%Cpu(s): 2.0 us, 1.3 system, 0.0 ni, 96.3 id, 0.3 wa, 0.0 hi, 0.0 si, 0.0 st
MiB Mem : 7824.9 total, 2576.8 free, 2935.0 used, 2313.1 buff/cache
MiB Swap: 2048.0 total, 2048.0 free, 0.0 used. 4558.1 avail Mem
PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND
1234 user 20 0 3626108 205008 89380 S 2.0 2.6 0:45.85 gnome-shell
5678 user 20 0 859492 51528 38060 S 1.3 0.6 0:10.91 Xorg
9101 user 20 0 722816 36096 29088 S 0.7 0.5 0:05.62 gnome-terminal
この表示は(デフォルトでは3秒ごとに)連続的に更新されます。見ている内容を分解してみましょう。
- 最初の行は、現在時刻、システム稼働時間、ユーザー数、およびロード平均を示しています。
- 2行目は、タスクの合計数とその状態(実行中、睡眠中、停止中、ゾンビ)を表示しています。
- 3行目は、CPU使用率のパーセンテージを示しています。
- 4行目と5行目は、メモリとスワップの使用状況を表示しています。
- 以下のテーブルは、個々のプロセスに関する情報を示しており、デフォルトではCPU使用率でソートされています。
top
を終了するには、'q'を押します。