Docker Compose で Redis をデプロイする
Redis は、キャッシング、メッセージブローカー、その他の高性能アプリケーションで広く使用されている人気のオープンソースのインメモリデータ構造ストアです。このセクションでは、Docker Compose を使用して Redis をデプロイする方法を説明します。
Redis 用の Docker Compose ファイルを作成する
Docker Compose で Redis をデプロイするには、Redis サービスを定義する YAML ファイルを作成する必要があります。以下はその例です。
version: "3"
services:
redis:
image: redis:6.2.6-alpine
container_name: redis
ports:
- "6379:6379"
volumes:
- redis-data:/data
volumes:
redis-data:
この設定では、redis:6.2.6-alpine
イメージを使用する "redis" という単一のサービスを定義しています。また、Redis のポート (6379) を公開し、永続的なデータストレージ用のボリュームをマウントしています。
Redis スタックをデプロイする
Redis スタックをデプロイするには、上記の YAML 内容をファイル (例: docker-compose.yml
) に保存し、同じディレクトリで以下のコマンドを実行します。
docker-compose up -d
このコマンドは、Redis コンテナをデタッチドモードで作成して起動します。
graph TD
A[Docker Compose] --> B[Redis Service]
B[Redis Service] --> C[Redis Container]
C[Redis Container] --> D[Redis Data Volume]
Redis のデプロイを確認する
Redis コンテナが実行されていることを確認するには、以下の Docker コマンドを使用できます。
## 実行中のコンテナを一覧表示する
docker ps
## Redis コンテナのログを確認する
docker logs redis
Redis コンテナが実行されており、ログに Redis サーバーが正常に起動したことが表示されているはずです。
Redis インスタンスに接続する
Redis インスタンスに接続するには、redis-cli
コマンドラインツールを使用できます。Redis コンテナが同じホストで実行されていると仮定すると、次のように接続できます。
## Redis コンテナに接続する
docker exec -it redis redis-cli
これにより、Redis サーバーと対話し、さまざまなコマンドを実行できる対話型の Redis CLI セッションが開きます。