さまざまなコマンドでの time の使用
time
コマンドがさまざまな種類の操作でどのように振る舞うかを調べましょう。これにより、さまざまなタスクの結果をどのように解釈するかをより良く理解できるようになります。
まず、CPU 集約的な操作の計測を行いましょう。
time echo {1..10000} | wc -w
このコマンドは数字のシーケンスを生成してそれを数えます。主に CPU に依存しています。
次に、I/O 集約的な操作の計測を行いましょう。
time find / -name "*.txt" 2> /dev/null
このコマンドは、ルートディレクトリからすべての.txt
ファイルを検索します。主に I/O に依存しています。
最後に、CPU と I/O の両方を含むコマンドの計測を行いましょう。
time sort -R /etc/passwd | head -n 5
このコマンドは、/etc/passwd
ファイルの内容をランダムにソートし、最初の 5 行を表示します。
これらのコマンドの出力を比較してください。CPU 集約的なタスクはユーザー時間が高い傾向があり、一方、I/O 集約的なタスクは、ユーザーとシステムの時間に比べて全体の時間が高い傾向があることに気付きます。