はじめに
SSH Config(~/.ssh/config)は、サーバーのアドレス帳です。
接続情報を毎回入力する代わりに、エイリアス(ニックネーム)を作成できます。
例:
- 変更前:
ssh user@192.168.1.100 -p 2222 ... - 変更後:
ssh myserver
この実験では、サーバー用のエイリアスを設定します。
実際の作業では、SSH の接続操作はすぐに繰り返し作業になります。設定ファイルを使うと、分散していた接続情報を、再利用できる小さなアドレス帳にまとめられます。
Config ファイルを作成する
nano を使って SSH config ファイルを作成します。
nano ~/.ssh/config
権限の確認を求められたり、ディレクトリが存在しなかったりする場合は、先に作成してください(通常は存在します)。
次のステップで内容を追加するため、そのまま待ちます。
~/.ssh ディレクトリは、Linux システムにおけるユーザーごとの重要なセキュリティディレクトリの一つです。通常、秘密鍵、known hosts、クライアント設定などが保存されています。
Host エイリアスを追加する
サーバーの「ニックネーム」を定義します。
nano ~/.ssh/config で開いたファイルに、次の内容を追加します。
Host labserver
これで、labserver というエイリアスが設定されます。
接続情報を追加する
エイリアスの下に、実際の接続情報を追加します。
読みやすくするため、各行をインデントしてください。
Host labserver
HostName localhost
User labuser
- **
HostName**:実際の IP アドレスまたはドメイン(localhost)。 - **
User**:ユーザー名(labuser)。
このエイリアスブロックを使うと、人が覚えやすいニックネームと、実際の技術的な接続情報を分けて管理できます。
保存して終了します(Ctrl+O、Enter、Ctrl+X)。
エイリアスで接続する(ssh labserver)
「短縮ダイヤル」をテストします。
ssh labserver
自動的に labuser@localhost として接続できるはずです。
SSH の構成が複雑になると、設定ファイルにはポート、identity file、その他のオプションも保存できます。そのため、このシンプルなエイリアス設定は、規模が大きくなっても活用できます。
exit と入力して接続を終了します。
まとめ
この実験では、SSH の「アドレス帳」を作成しました。
- Config ファイル:
~/.ssh/configを作成しました。 - エイリアス:
Hostのニックネーム(labserver)を定義しました。 - 接続情報:そのエイリアスの下に
HostNameとUserを保存しました。 - 短縮ダイヤル:ニックネームだけを使って接続しました。
さらに多くのサーバー(AWS、Google Cloud、会社のサーバー)を扱うようになると、このファイルは頼れる存在になります。数十個の IP アドレスやユーザー名を覚える必要がなくなるためです。



