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2026年版オンラインLinuxターミナル比較:本物の環境を選ぶ

LabExと主要なブラウザ端末を、実Linux環境、sudo、永続性、学習支援、用途の違いから比較します。

ブラウザの背後で本物のLinuxが動くことを表す、サーバーと一体化したターミナル画面

ブラウザ上で ls が動いても、そのプロンプトの背後にLinuxがあるとは限りません。

Ubuntu仮想マシンへ接続するサービスもあれば、実行ごとに一時コンテナを作るもの、JavaScriptだけでコマンドと仮想ファイルツリーを再現するものもあります。見た目は同じでも、Linux上でコマンドを実行するのは前二者だけです。

Linuxそのものを学ぶなら、本比較の第一候補は LabExオンラインLinuxターミナル です。sudoを使えるUbuntu VM、同一システムを操作する複数の画面、ガイド付きラボ、状態チェック、チャレンジ、文脈に沿った支援がまとまっています。さらに多様なPlaygroundとiPhone・Mac用ネイティブアプリも利用できます。

プロンプトの背後では何が動くのか

実行モデル 実体 実用上の違い
コマンドシミュレーター ブラウザで実装した一部コマンドと仮想ファイル 構文練習向け。Linuxカーネルはない WebTerm
ステートレスLinuxランナー 実行ごとに新しいLinuxコンテナ Bashは本物だが変更は次回へ残らない Coddy
状態を保持するホストLinux セッションやプロジェクト単位のリモート環境 権限制限内で実ファイル、プロセス、パッケージを扱える AWS CloudShell、Azure Cloud Shell、CoCalc
仮想マシン 完全なLinuxゲストOS ユーザー、権限、サービス、ネットワークを扱える LabEx、Google Cloud Shell
VM上の開発コンテナ VMに支えられたプロジェクト専用環境 リポジトリと開発ツールに結び付く GitHub Codespaces

本物の環境なら、次のコマンドは実際のシステム状態を読み取ります。

uname -a
cat /etc/os-release
id
ps aux
ip addr

シミュレーターは用意された出力を返せても、実装されていないパッケージ、デーモン、カーネル機能、ディストリビューション固有設定までは提供できません。

オンラインLinuxターミナル比較表

サービス 基盤環境 状態保持 管理権限 学習支援 向いている用途
LabEx Ubuntu VMと各種Linux・ツールSandbox ラボの作業中に保持 メインVMでsudo ガイド、チェック、チャレンジ、文脈支援 完全な環境でLinuxを学ぶ
CoCalc ホスト型Linuxプロジェクト ファイルとスナップショットを保持 rootなし 授業向け共同作業 共同授業・計算作業
Coddy 実行ごとの新規コンテナ 実行間は非永続 管理用途ではない 例とガイド 単独のBashブロック
WebTerm ブラウザ内シミュレーター 再読込でリセット 模擬コマンドのみ コマンド・Git教材 登録不要の基礎練習
Google Cloud Shell Debian系VMとコンテナ $HOME 5 GB root、sudo 製品ドキュメント Google Cloud運用
AWS CloudShell Amazon Linux 2023 リージョンごとに1 GB コンテナ内root、sudo AWS教材 AWS運用
Azure Cloud Shell 管理Linuxコンテナ Azure Filesは任意 sudoなし Azure教材 Azure CLI/PowerShell
GitHub Codespaces Linux VM上のdev container Codespaceと共に保持 コンテナ内root リポジトリ設定 クラウド開発

Linux学習でLabExを第一候補にする理由

LabExオンラインLinuxターミナルは固定コマンドの模擬画面ではなく、Ubuntu仮想マシンを開きます。VMドキュメントによると、Ubuntu 22.04上のlabexユーザーがsudoを利用でき、Terminal、WebIDE、Desktopは同じ環境へ接続します。

Desktop、WebIDE、Terminal、Web 8080タブを備えたLabExのLinux環境

画面を切り替えても、操作しているLinux環境とその変更内容は同じです。

Terminalで作ったファイルをWebIDEですぐ編集し、起動したWebサービスをプレビューできます。この連続した状態が、権限やプロセス、サービスを学ぶうえで重要です。

初めてのLinuxラボでは手順とVM状態のチェックを利用できます。Labbyはラボの文脈内で概念説明やデバッグを支援します。Linux学習ページからはシェルスクリプト、システム管理、セキュリティ、プロジェクト、チャレンジへ進めます。

Ubuntu VMだけではないLabEx Playgrounds

LabEx Playgroundsには現在52のブラウザSandboxがあります。Linux欄にはUbuntu、Ubuntu Desktop、Debian、Alpine、CentOS、RHEL、Fedora、Arch Linux、openSUSEがあり、Kali Linux、Docker、Kubernetes、Ansible、データベース、プログラミング言語向け環境も選べます。

複数のLinuxディストリビューションを掲載したLabEx Playgrounds一覧

環境だけでなく、自由探索、ガイド付きラボ、チャレンジという支援量も選べます。

iOS・macOSアプリから使う

LabExにはiPhoneとMacのネイティブアプリもあります。アプリのVM・ターミナル資料では、LinuxはリモートVMで動き、手順、Labby、チェックはターミナルのそばに表示されます。

リモートVMの準備中もラボ手順を表示するLabEx iPhoneアプリ

iPhoneでも課題の文脈を保ったままターミナルを開けます。

ターミナル、手順、アシスタント、検証結果を表示するLabEx macOSアプリ

macOSでは実ターミナルと学習・検証画面を並べて操作できます。

ほかのサービスが適する場面

CoCalcは永続Linuxプロジェクトと共同ターミナルが特徴ですが、root権限はありません。Google Cloud ShellとAWS CloudShellは各クラウドを操作するための強力なLinux環境です。Azure Cloud ShellはAzureツールを備える一方、sudoは使えません。GitHub Codespacesはリポジトリ、エディター、開発コンテナ、端末を一体化したい場合に適します。

Coddyは実Bashを動かしますが、Runのたびに新しい/homeから始まります。WebTermはブラウザのみで動くシミュレーターです。どちらも小さな練習には手軽ですが、状態を変えながらLinux管理を学ぶ環境とは役割が違います。

目的別の選び方

  • LabEx:実環境、チェック、段階的なガイドでLinuxを学ぶ。
  • CoCalc:永続的な共有端末で共同作業する。
  • Coddy:登録せず自己完結したBashを試す。
  • WebTerm:シミュレーターの範囲でコマンドやGitを練習する。
  • 各Cloud Shell:対応するクラウド資源を運用する。
  • GitHub Codespaces:リポジトリ中心の開発環境を作る。

最初の実習には初めてのLinuxラボを開き、whoamiuname -aps auxcat /etc/os-releaseを実行してから状態を変更し、チェックで結果を確かめてみてください。

参考資料