空のタプルについて学ぶ
このステップでは、Python の空のタプルについて学びます。タプルは Python の基本的なデータ構造で、リストに似ていますが、1 つの重要な違いがあります。タプルは不変 (immutable) であり、つまり作成後に要素を変更することはできません。空のタプルは、要素を含まないタプルのことです。
まずは空のタプルを作成してみましょう。これには 2 つの方法があります。
-
括弧 ()
を使用する方法:
empty_tuple = ()
print(empty_tuple)
VS Code エディタを使用して、~/project
ディレクトリに empty_tuple.py
という名前の新しいファイルを作成します。上記のコードをファイルにコピーして貼り付けます。
()
スクリプトを実行するには、ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
python ~/project/empty_tuple.py
これにより、コンソールに空のタプル ()
が表示されます。
-
引数を指定せずに tuple()
コンストラクタを使用する方法:
empty_tuple = tuple()
print(empty_tuple)
empty_tuple.py
ファイルを編集して、上記のコードを含めます。
()
同じコマンドを使用してスクリプトを再度実行します。
python ~/project/empty_tuple.py
これによっても、コンソールに空のタプル ()
が表示されます。
どちらの方法も同じ結果、つまり空のタプルを作成することができます。
では、空のタプルがどのように役立つのかを理解しましょう。空のタプルは単純に見えるかもしれませんが、いくつかのシナリオで役に立つことがあります。
- 初期化: 後でデータを格納する前に、変数を空のタプルで初期化したい場合があります。
- 関数の引数: 一部の関数は引数としてタプルを必要とする場合があり、提供するデータがない場合は空のタプルを渡したいことがあります。
- デフォルト値: 空のタプルは、関数のパラメータのデフォルト値として使用することができます。
次のステップでは、タプルの長さをチェックする方法と、空のタプルがブール値としてどのように評価されるかを学びます。