偶数と奇数について学ぶ
このステップでは、偶数と奇数の基本概念を探ります。これらの概念を理解することは、データ検証、アルゴリズム設計、ゲーム開発など、様々なプログラミングタスクにおいて重要です。
偶数とは何か?
偶数は、2 で割り切れる整数です。つまり、偶数を 2 で割ったときの余りは常に 0 になります。偶数の例としては、2、4、6、8、10 などがあります。
奇数とは何か?
奇数は、2 で割り切れない整数です。奇数を 2 で割ったときの余りは常に 1 になります。奇数の例としては、1、3、5、7、9 などがあります。
数が偶数か奇数かを判断する方法
プログラミングでは、与えられた数が偶数か奇数かを判断する必要があることがよくあります。Python では、剰余演算子 (%
) を使ってこれを簡単に行うことができます。剰余演算子は、除算の余りを返します。
たとえば、7 % 2
は 1 と評価されます。なぜなら、7 を 2 で割ったときの余りが 1 だからです。同様に、8 % 2
は 0 と評価されます。なぜなら、8 を 2 で割ったときの余りが 0 だからです。
これを説明するために、簡単な Python スクリプトを作成しましょう。
-
WebIDE で VS Code エディタを開きます。
-
~/project
ディレクトリに even_odd.py
という名前の新しいファイルを作成します。
~/project/even_odd.py
-
even_odd.py
ファイルに以下のコードを追加します。
number = 10
if number % 2 == 0:
print(number, "is an even number")
else:
print(number, "is an odd number")
このコードは、まず変数 number
に値 10 を割り当てます。次に、if
文を使って、number
を 2 で割った余りが 0 と等しいかどうかをチェックします。もし等しければ、その数が偶数であることを出力します。そうでなければ、その数が奇数であることを出力します。
-
ターミナルで以下のコマンドを使ってスクリプトを実行します。
python ~/project/even_odd.py
以下の出力が表示されるはずです。
10 is an even number
-
次に、even_odd.py
ファイルの number
の値を 7 に変更します。
number = 7
if number % 2 == 0:
print(number, "is an even number")
else:
print(number, "is an odd number")
-
再度スクリプトを実行します。
python ~/project/even_odd.py
今度は以下の出力が表示されるはずです。
7 is an odd number
この簡単な例は、Python で剰余演算子を使って数が偶数か奇数かを判断する方法を示しています。次のステップでは、この基礎を元にして、より複雑なプログラムを作成します。