in
演算子の使用
前のステップでは、in
演算子を使用してリスト内の要素の存在を確認する基本的な方法を学びました。このステップでは、in
演算子を異なるデータ型やシナリオで使用する、より実用的なアプリケーションを探っていきます。
in
演算子はリストだけに限定されません。文字列やタプルなどの他の反復可能なデータ型でも使用できます。
文字列での in
演算子の使用:
ある部分文字列がより長い文字列内に存在するかどうかを確認することができます。VS Code エディタを使用して、~/project
ディレクトリに string_membership.py
という名前のファイルを作成します。string_membership.py
に以下のコードを追加します。
text = "Hello, world!"
print("world" in text)
ファイルを保存します。次に、ターミナルで以下のコマンドを使用してスクリプトを実行します。
python string_membership.py
出力は以下のようになります。
True
これは、部分文字列「world」が文字列「Hello, world!」に含まれていることを示しています。
存在しない部分文字列を確認してみましょう。
text = "Hello, world!"
print("python" in text)
ファイルを保存し、再度実行します。
python string_membership.py
出力は以下のようになります。
False
これは、部分文字列「python」が文字列「Hello, world!」に含まれていないことを示しています。
タプルでの in
演算子の使用:
タプルはリストに似ていますが、不変(作成後に変更できない)です。タプルでも in
演算子を使用することができます。VS Code エディタを使用して、~/project
ディレクトリに tuple_membership.py
という名前のファイルを作成します。tuple_membership.py
に以下のコードを追加します。
numbers = (1, 2, 3, 4, 5)
print(3 in numbers)
ファイルを保存します。次に、ターミナルで以下のコマンドを使用してスクリプトを実行します。
python tuple_membership.py
出力は以下のようになります。
True
これは、数字 3 がタプル numbers
に含まれていることを示しています。
存在しない数字を確認してみましょう。
numbers = (1, 2, 3, 4, 5)
print(6 in numbers)
ファイルを保存し、再度実行します。
python tuple_membership.py
出力は以下のようになります。
False
これは、数字 6 がタプル numbers
に含まれていないことを示しています。
これらの例は、Python の in
演算子の汎用性を示しています。様々な反復可能なデータ型で要素の存在を確認するために使用できるため、簡潔で読みやすいコードを書くための貴重なツールとなります。