異なるタグをテストする
このステップでは、別のコミットと別のタグを作成し、異なるタグで git rev-parse
を使用する練習をさらに進めます。これにより、タグがプロジェクトの履歴内の特定のコミットを指す仕組みに対する理解が深まります。
まず、~/project/my-time-machine
ディレクトリにいることを確認してください。
cd ~/project/my-time-machine
次に、version.txt
ファイルを変更し、新しいコミットを作成しましょう。
echo "This is the second version." >> version.txt
git add version.txt
git commit -m "Update version file to v2"
コミット後、以下のような出力が表示されるはずです。
[master <new-commit-hash>] Update version file to v2
1 file changed, 1 insertion(+)
これで新しいコミットが作成されました。この最新のコミットに v2.0
という別のタグを付けましょう。
git tag v2.0
再び、このコマンドは何も出力しませんが、タグが作成されます。
次に、リポジトリ内のすべてのタグを一覧表示しましょう。
git tag
両方のタグが表示されるはずです。
v1.0
v2.0
最後に、git rev-parse
を使用して、新しいタグ v2.0
のコミットハッシュを取得しましょう。
git rev-parse v2.0
これにより、v2.0
タグを作成したコミットの完全なコミットハッシュが出力されます。
<full-commit-hash-for-v2>
また、git rev-parse
を使用して v1.0
タグのハッシュを再度取得すると、依然として元のコミットを指していることがわかります。
git rev-parse v1.0
これにより、v1.0
タグを作成したコミットの完全なコミットハッシュ(ステップ 1 で見たのと同じハッシュ)が出力されます。
<full-commit-hash-for-v1>
異なるタグ名で git rev-parse
を使用することで、プロジェクトの各タグ付きバージョンに関連付けられた特定のコミットハッシュを簡単に取得できます。これは、プロジェクトの履歴をたどり、特定のリリースポイントを参照するのに非常に便利です。