コミット情報を取得して git log
で確認する
このステップでは、リモートリポジトリからコミットに関する情報を取得し、git log
を使用してコミット履歴を表示する方法を学びます。参照のみを表示する git ls-remote
とは異なり、git fetch
は実際のコミットオブジェクトをダウンロードします。
まず、作業用のローカル Git リポジトリを作成しましょう。プロジェクトディレクトリに移動し、新しい Git リポジトリを初期化します。
cd ~/project
mkdir my-remote-test
cd my-remote-test
git init
次に、リモートリポジトリを追加します。前のステップと同じ GitHub 上の Git プロジェクトリポジトリを使用します。
git remote add origin https://github.com/git/git.git
このコマンドは、指定された URL で origin
という名前のリモートを追加します。origin
は、主要なリモートリポジトリの慣習的な名前です。
次に、リモートリポジトリからコミット情報を取得します。
git fetch origin
このコマンドは、origin
リモートからすべてのブランチとタグをダウンロードしますが、現在のローカルブランチにマージすることはありません。リモート追跡ブランチ (例:origin/master
, origin/main
) を更新します。
コミット情報を取得したので、git log
を使用してリモートブランチのコミット履歴を表示できます。origin
リモートの master
ブランチのログを表示しましょう。
git log origin/master
Git プロジェクトのマスターブランチの長いコミットリストが表示されます。これは、リモートから取得したコミット履歴を示しています。
commit a1b2c3d4e5f6g7h8i9j0k1l2m3n4o5p6q7r8s9 (origin/master, origin/HEAD)
Author: ...
Date: ...
...
commit ...
Author: ...
Date: ...
...
... (他にも多数のコミット)
q
を押してログビューを終了します。
この取得してからログを表示するプロセスにより、ローカルの作業ディレクトリやブランチに影響を与えることなく、リモートリポジトリの履歴を調べることができます。リモートで行われた変更を確認する安全な方法です。