特定のレジストリのリポジトリに Docker Scout を有効化する
このステップでは、Docker Hub 以外の特定のコンテナレジストリにあるリポジトリに Docker Scout を有効化する方法を学びます。これは、プライベートレジストリや他のパブリックレジストリを使用している場合に重要です。
特定のレジストリのリポジトリに Docker Scout を有効化するには、リポジトリパスにレジストリ名を含める必要があります。基本的な構文は次のとおりです。
docker scout repo enable <registry>/<repository>
<registry>
をコンテナレジストリのアドレスに、<repository>
をそのレジストリ内のリポジトリ名に置き換えます。
この例では、myregistry.example.com
にある架空のレジストリに my-app
という名前のリポジトリがあるとします。
まず、このシナリオをシミュレートするために、別のレジストリからサンプルイメージを取得しましょう。registry.hub.docker.com
(docker.io
と同じですが、レジストリの指定方法を示すために完全な名前を使用します)から alpine
イメージを使用します。
docker pull registry.hub.docker.com/library/alpine
このコマンドは、指定されたレジストリから alpine
イメージを取得します。
次に、このイメージに Docker Scout を有効化し、明示的にレジストリを指定しましょう。
docker scout repo enable registry.hub.docker.com/library/alpine
このコマンドを実行した後、指定されたレジストリ内の指定されたリポジトリに Docker Scout が有効化されたことを確認する出力が表示されるはずです。
特定のレジストリのリポジトリが監視対象として追加されたことを確認するには、docker scout repo ls
コマンドを使用して有効化されたリポジトリと組織を一覧表示できます。
docker scout repo ls
出力に registry.hub.docker.com/library/alpine
が表示され、Docker Scout が指定されたレジストリからこのリポジトリを監視するように構成されたことを示します。