更新モジュールのリセットを検証する(概念的な説明)
この最後の概念的なステップでは、docker desktop module reset
操作が成功したことをどのように検証するかについて考察します。これまでのステップと同様に、これは Docker Desktop 環境ではないため概念的な演習です。
Docker Desktop で特定のモジュール(Kubernetes や Docker Compose など)に対して docker desktop module reset
を実行した後、リセットを検証する主な方法は、そのモジュールの状態とバージョンを確認することです。
例えば、Kubernetes モジュールをリセットした場合、通常は以下の手順を実行します:
- Kubernetes の状態を確認: Docker Desktop の設定で Kubernetes の状態インジケーターを確認し、正しく実行されていることを確認します。Kubernetes が有効かつ設定されている場合は、
kubectl
コマンドを使用してクラスターと対話し、応答性を確認することもできます。
- モジュールのバージョンを確認: リセットが特定のバージョンに戻すことやバージョン関連の問題を修正することを目的としていた場合、モジュールのバージョンを確認します。Kubernetes の場合、Docker Desktop の設定に表示される Kubernetes バージョンを確認するか、
kubectl version
を使用します。Docker Compose などの他のモジュールの場合、docker compose version
(Docker Compose がインストールされアクセス可能な場合)を使用してバージョンを確認します。
正確な検証手順は、リセットされた特定のモジュールとリセットの理由によって異なります。目標は、リセット操作後にモジュールが所望の状態にあり、正しく機能していることを確認することです。
標準的な Linux VM 環境であるため、Docker Desktop アプリケーションやその特定のモジュールをリセットして検証することはできません。しかし、この実験を締めくくるために、Docker 環境に関連する簡単な検証を実行できます。
Docker コマンドを使用するための基本的な要件である Docker デーモンが実行されていることを確認します。
Docker サービスの状態を確認するために、次のコマンドを実行します:
sudo systemctl status docker
Docker サービスがアクティブで実行中であることを示す出力が表示されます。Active: active (running)
と表示されている行を探してください。
● docker.service - Docker Application Container Engine
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/docker.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: active (running) since Tue 2023-10-26 10:00:00 UTC; 1 day ago
Docs: https://docs.docker.com
Main PID: 1234 (dockerd)
Tasks: 20
Memory: 150.0M
CPU: 1.5s
CGroup: /system.slice/docker.service
└─1234 /usr/bin/dockerd -H fd:// --containerd=/run/containerd/containerd.sock
これにより、LabEx VM のコア Docker コンポーネントが動作していることが確認されます。
これで、docker desktop module reset
の概念的な探求と、Docker 環境の状態に関する実践的な検証が完了しました。