Bash 変数が null でないかどうかのチェック
Bash 変数が null でないかどうかをチェックする方法はいくつかあります。最も一般的な方法を見ていきましょう。
-n
演算子の使用
Bash の -n
演算子は、変数が null でない(つまり、変数に空でない値がある)かどうかをチェックします。次に例を示します。
#!/bin/bash
my_variable="Hello, LabEx!"
if [ -n "$my_variable" ]; then
echo "my_variable is non-null."
else
echo "my_variable is null."
fi
出力:
my_variable is non-null.
この例では、-n
演算子が my_variable
の値が null でないかどうかをチェックし、スクリプトはそれに応じたメッセージを出力します。
-z
演算子の使用
Bash の -z
演算子は、変数が null である(つまり、変数に空の値があるか、設定されていない)かどうかをチェックします。これは -n
演算子の逆です。次に例を示します。
#!/bin/bash
unset my_variable
if [ -z "$my_variable" ]; then
echo "my_variable is null."
else
echo "my_variable is non-null."
fi
出力:
my_variable is null.
この例では、-z
演算子が my_variable
の値が null であるかどうかをチェックし、スクリプトはそれに応じたメッセージを出力します。
${variable-default}
構文の使用
Bash 変数が null でないかどうかをチェックする別の方法は、${variable-default}
構文を使用することです。この構文は、変数が null でない場合は変数の値を返し、変数が null の場合はデフォルト値を返します。次に例を示します。
#!/bin/bash
unset my_variable
echo "The value of my_variable is: ${my_variable-'default value'}"
出力:
The value of my_variable is: default value
この例では、my_variable
が設定されていない(つまり、null)ため、スクリプトはデフォルト値 'default value'
を代わりに使用します。
これらが、Bash 変数が null でないかどうかをチェックする最も一般的な方法です。次のセクションでは、Bash の条件文で null 値を扱う方法を探っていきます。