環境の準備とディレクトリへのアクセス
このステップでは、特殊なファイル権限を管理するための環境を準備します。これには、研究チーム用の共有ワークスペースをシミュレートした専用ディレクトリの作成が含まれます。新しいユーザーグループとディレクトリを作成し、適切な所有権と権限を割り当てます。すべての操作はプロジェクトディレクトリ ~/project 内で行います。
まず、research という名前の新しいグループを作成しましょう。このグループは、共有ディレクトリにアクセスできるチームメンバーを表します。グループの作成は管理タスクであるため、sudo groupadd コマンドを使用します。
sudo groupadd research
次に、~/project ディレクトリ内に RandD という名前の新しいディレクトリを作成します。これがこの実験のメイン作業ディレクトリになります。
mkdir ~/project/RandD
ここで、新しく作成した RandD ディレクトリのグループ所有権を research グループに変更します。これには chgrp コマンドを使用します。
sudo chgrp research ~/project/RandD
所有者(labex ユーザー)と research グループのメンバーだけがこのディレクトリにアクセスできるように、権限を設定します。chmod コマンドを数値コード 770 で使用します。このコードは、ユーザーとグループに読み取り、書き込み、実行の権限(rwx、つまり 4+2+1=7)を与え、その他のユーザーには権限を与えません(---、つまり 0)。
chmod 770 ~/project/RandD
ls -ld コマンドを使用して、ディレクトリの権限と所有権を確認できます。-l オプションは詳細なリスト形式を提供し、-d オプションはディレクトリの中身ではなくディレクトリ自体を表示します。
ls -ld ~/project/RandD
権限(drwxrwx---)、所有者(labex)、グループ(research)を確認できる、以下のような出力が表示されるはずです。
drwxrwx--- 2 labex research 4096 Dec 12 10:30 /home/labex/project/RandD
最後に、現在の場所を RandD ディレクトリに変更します。以降のステップのタスクはここで行います。
cd ~/project/RandD
これで作業環境のセットアップが完了しました。