/etc/fstab でスワップ設定を確認する
このステップでは、/etc/fstab
ファイルを確認して、システム起動時にスワップ領域が自動的に有効化されるようにどのように設定されているかを理解する方法を学びます。
/etc/fstab
ファイル(ファイルシステムテーブル)は、システムがマウントできるすべてのディスクパーティションとネットワーク共有に関する情報を含む設定ファイルです。このファイルは、システムにどのファイルシステムをマウントするか、どこにマウントするか、およびどのオプションでマウントするかを指示します。これにはスワップ領域も含まれます。
システムが起動すると、/etc/fstab
を読み取って、どのファイルシステムとスワップ領域を使用可能にするかを判断します。
/etc/fstab
の内容を表示するには、再び cat
コマンドを使用します。
ターミナルが開いていない場合は、開きます。
以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
cat /etc/fstab
出力には、さまざまなファイルシステムを説明する行が表示され、場合によってはスワップ用の行も表示されます。ファイルシステムタイプの列に swap
と記載されている行を探してください。
出力は次のようになる場合があります。
## /etc/fstab: static file system information.
#
## Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
## device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
## that works even if disks are added or removed. See fstab(5).
#
## <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
/dev/sda1 / ext4 errors=remount-ro 0 1
/swapfile none swap sw 0 0
このサンプル出力では、/swapfile none swap sw 0 0
の行がスワップファイルのエントリです。
スワップエントリの各列を分解してみましょう。
/swapfile
: スワップ領域のファイルまたはデバイスのパス。
none
: マウントポイント。スワップの場合、通常は none
です。
swap
: ファイルシステムのタイプ。これはスワップ領域であることを示します。
sw
: マウントオプション。sw
はスワップに一般的なオプションで、スワッピングが行われることを意味します。
0
: ダンプオプション。スワップの場合、通常は 0 です。
0
: パスオプション。スワップの場合、通常は 0 で、起動時にチェックされないことを意味します。
/etc/fstab
のこのエントリにより、システムが起動するたびに /swapfile
が自動的にスワップ領域として有効化されます。
/etc/fstab
を確認することで、再起動後も持続するようにスワップがどのように設定されているかを確認できます。
Continue をクリックして、この実験を完了します。