cat /etc/firewalld で firewalld の設定を確認する
前のステップでは、どの firewalld
ゾーンがアクティブであるかを確認しました。次に、firewalld
が設定ファイルを保存している場所を見てみましょう。これらのファイルには、各ゾーンのルールが定義されています。
firewalld
の主な設定ディレクトリは /etc/firewalld
です。このディレクトリ内には、ゾーン、サービス、その他の設定要素のサブディレクトリがあります。
cat
コマンドを使用してファイルの内容を表示できます。/etc/firewalld
ディレクトリ内に何があるかを確認するために、cat
コマンドを使ってみることもできますが、cat
はファイル用に設計されており、ディレクトリには使用できません。代わりに、ls
コマンドを使用してディレクトリの内容を一覧表示しましょう。
以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
ls /etc/firewalld/
以下のようなディレクトリとファイルの一覧が表示されるはずです。
icmptypes lockdown-whitelist.xml modules panic-iface.conf services zones
これは firewalld
設定の構造を示しています。zones
ディレクトリは特に重要で、各ゾーンの設定ファイル(public.xml
、trusted.xml
など)が含まれています。
zones
ディレクトリの中身を見てみましょう。次のコマンドを入力します。
ls /etc/firewalld/zones/
各事前定義ゾーンに対応する XML ファイルの一覧が表示されます。
block.xml dmz.xml drop.xml external.xml home.xml internal.xml public.xml trusted.xml work.xml
これらの XML ファイルには、各ゾーンの具体的なルールが含まれています。たとえば、public.xml
には、前のステップでアクティブであることが確認された public
ゾーンのルールが定義されています。
この実験では XML ファイルの詳細には踏み込みませんが、設定が保存されている場所を知ることは、firewalld
を理解する上で重要なポイントです。
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