locale コマンドでロケールを表示する
このステップでは、Linux のロケールについて学び、locale
コマンドを使用してロケールを表示する方法を学びます。
ロケールは、ユーザーの言語、地域、およびユーザーがユーザーインターフェイスで見たい特殊なバリアントの設定を定義する一連のパラメーターです。ロケールは以下のような要素に影響を与えます。
- メッセージやメニューに使用される言語
- 日付と時刻の書式
- 通貨記号
- 文字エンコーディング
ロケールを理解することは、Linux 環境が自分の言語や地域に合わせて期待通りに動作することを保証するために重要です。
現在のロケール設定を表示するには、ターミナルを開き、次のコマンドを入力します。
locale
Enter キーを押します。
次のような出力が表示されます。
LANG=en_US.UTF-8
LANGUAGE=en_US:en
LC_CTYPE="en_US.UTF-8"
LC_NUMERIC="en_US.UTF-8"
LC_TIME="en_US.UTF-8"
LC_COLLATE="en_US.UTF-8"
LC_MONETARY="en_US.UTF-8"
LC_MESSAGES="en_US.UTF-8"
LC_PAPER="en_US.UTF-8"
LC_NAME="en_US.UTF-8"
LC_ADDRESS="en_US.UTF-8"
LC_TELEPHONE="en_US.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="en_US.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="en_US.UTF-8"
LC_ALL=
この出力には、さまざまな LC_*
変数と LANG
変数が表示されており、これらが一緒にロケールを定義しています。en_US.UTF-8
は、英語、米国地域、および UTF-8 文字エンコーディングを示しています。
locale
コマンドに引数としてロケール設定の名前を指定することで、特定のロケール設定を表示することもできます。たとえば、言語設定のみを表示するには、次のようにします。
locale LANG
Enter キーを押します。
次のように表示されるはずです。
LANG=en_US.UTF-8
このコマンドは、システムの言語や地域設定がどのように構成されているかをすばやく確認するのに便利です。
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