環境のセットアップと Hydra のインストール
最初のステップでは、Kali Linux コンテナ内に作業環境を準備し、パスワード攻撃に使用するツールである Hydra をインストールします。ターミナルを開くと、自動的に Kali Linux コンテナのシェルに入るため、手動でのセットアップは不要です。
まず、OS の詳細を確認して、Kali Linux 環境にいることを確認しましょう。
cat /etc/os-release
出力結果に Kali Linux を実行していることを示す情報が表示されるはずです。
PRETTY_NAME="Kali GNU/Linux Rolling"
NAME="Kali GNU/Linux"
VERSION_ID="2025.3"
VERSION="2025.3"
VERSION_CODENAME=kali-rolling
ID=kali
ID_LIKE=debian
HOME_URL="https://www.kali.org/"
SUPPORT_URL="https://forums.kali.org/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.kali.org/"
ANSI_COLOR="1;31"
次に、パッケージリストを更新して、最新のソフトウェアバージョンを取得できるようにします。
apt update
続いて、Hydra をインストールします。Hydra は数多くのプロトコルをサポートする多機能なブルートフォース攻撃ツールです。-y フラグを付けることで、インストール時の確認を自動的に承認します。
apt install -y hydra
インストールが完了したら、ヘルプメニューを表示して Hydra の準備ができているか確認します。
hydra -h
出力には Hydra のバージョンと使用方法(構文)が表示され、正しくインストールされたことが確認できます。
Hydra v9.x (c) 2022 by van Hauser/THC & David Maciejak - Please do not use in military or secret service organizations, or for illegal purposes.
Syntax: hydra [[[-l LOGIN|-L FILE] [-p PASS|-P FILE]] | [-C FILE]] [-e nsr] [-o FILE] [-t TASKS] ...
...
最後に、環境セットアップ時にあらかじめ設定されていた SSH サービスを起動します。これがブルートフォース攻撃シミュレーションのターゲットになります。
service ssh start
SSH サービスの状態を確認して、実行中であることを確認できます。
service ssh status
SSH サービスがアクティブ(実行中)であることを示す出力が表示されるはずです。
sshd is running.
これで、環境のセットアップ、Hydra のインストール、および攻撃シミュレーション用の SSH サービスの起動が完了しました。