Git では、タグを使用して履歴内の特定のポイントを重要なものとしてマークします。タグには主に 2 種類あります。軽量タグ (Lightweight tags) と注釈付きタグ (Annotated tags) です。軽量タグは単に特定のコミットへのポインタであるのに対し、注釈付きタグはタグ付け者の名前、メールアドレス、日付、およびタグ付けメッセージなどのメタデータを含む完全な Git オブジェクトです。注釈付きタグはより多くの情報を提供するため、リリースには一般的に推奨されます。
このステップでは、注釈付きタグを作成し、それを調べます。
~/project/my-time-machine
ディレクトリにいることを確認してください。
cd ~/project/my-time-machine
では、最初のコミットに注釈付きタグを作成しましょう。このタグを v1.0
と名付けます。注釈付きタグを作成するには -a
フラグを、メッセージを指定するには -m
フラグを使用します。
git tag -a v1.0 -m "Initial version of the time machine message"
コマンドが成功すると、何も出力されないはずです。
リポジトリ内のタグを表示するには、git tag
コマンドを使用します。
git tag
以下のように表示されるはずです。
v1.0
では、git cat-file
を使用して、新しいタグのタイプを確認しましょう。
git cat-file -t v1.0
以下のように表示されるはずです。
tag
これにより、v1.0
が「タグ」オブジェクトであること、つまり注釈付きタグであることが確認されます。
最後に、git show
を使用して注釈付きタグの詳細を表示しましょう。
git show v1.0
以下のような出力が表示されるはずです。
tag v1.0
Tagger: Jane Doe <[email protected]>
Date: Mon Aug 7 10:05:00 2023 +0000
Initial version of the time machine message
commit a1b2c3d4e5f6g7h8i9j0k1l2m3n4o5p6q7r8s9
Author: Jane Doe <[email protected]>
Date: Mon Aug 7 10:00:00 2023 +0000
Send a message to the future
diff --git a/message.txt b/message.txt
new file mode 100644
index 0000000..e69de29
--- /dev/null
+++ b/message.txt
@@ -0,0 +1 @@
+Hello, Future Me
注釈付きタグの出力には、それが指すコミットの詳細に加えて、タグ自体に関する情報(タグ付け者、日付、メッセージ)が含まれていることに注意してください。この追加情報があるため、注釈付きタグは重要なリリースをマークする際に好まれます。
これで、注釈付きタグを正常に作成し、調べることができました!これは、プロジェクトの重要なマイルストーンをマークするための貴重なスキルです。