ストリーミングなしでコンテナ統計のスナップショットを取得
デフォルトでは、docker stats
はリソース使用状況をリアルタイムでストリーミング表示します。しかし、継続的な更新なしに現在の統計のスナップショットだけが必要な場合もあります。このステップでは、--no-stream
フラグを使用してこれを実現する方法を学びます。
--no-stream
フラグは、docker stats
に統計情報を 1 回収集して終了するよう指示します。継続的な出力更新は行われません。
実行中の全コンテナの統計スナップショットを取得してみましょう:
docker stats --no-stream
コンテナ統計のテーブルが 1 回表示され、コマンドが終了します。これはスクリプトでの使用や、現在のリソース使用状況を簡単に確認したい場合に便利です。
--no-stream
は他のフラグと組み合わせることができます。例えば、-a
フラグと組み合わせて全コンテナ(実行中・停止中含む)のスナップショットを表示:
docker stats -a --no-stream
これにより全コンテナの単一スナップショットが表示されます。
特定のコンテナを指定して使用することも可能です:
docker stats container1 container2 --no-stream
これにより、container1
とcontainer2
の統計スナップショットが取得できます。
--no-stream
は、リアルタイム更新が必要なく、現在のリソース使用状況の状態だけをキャプチャしたい場合に効率的です。