データベースの作成とデータの投入 (Create and Populate a Database)
このステップでは、mydatabase
という名前の PostgreSQL データベースを作成し、サンプルデータを投入します。このデータベースは、以降のステップでのバックアップと復元の演習で使用されます。
まず、次のコマンドを使用して mydatabase
データベースを作成します。
sudo -u postgres psql -c "CREATE DATABASE mydatabase;"
このコマンドは、postgres
ユーザーとして PostgreSQL サーバーに接続し、SQL コマンド CREATE DATABASE mydatabase
を実行します。
次に、psql
コマンドを使用して mydatabase
データベースに接続します。
sudo -u postgres psql -d mydatabase
これで、mydatabase
データベースに接続された psql
シェルに入るはずです。mydatabase=#
のようなプロンプトが表示されます。
次に、id
と name
のカラムを持つ users
という名前のテーブルを作成します。
CREATE TABLE users (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255)
);
この SQL コマンドは、users
という名前のテーブルを、id
(自動的にインクリメントされる整数) と name
(文字列) の 2 つのカラムで作成します。
次に、サンプルデータを users
テーブルに挿入します。
INSERT INTO users (name) VALUES ('Alice');
INSERT INTO users (name) VALUES ('Bob');
これらの SQL コマンドは、users
テーブルに 'Alice' と 'Bob' という名前で 2 つの行を挿入します。
最後に、products
という名前の別のテーブルを作成し、データを挿入します。
CREATE TABLE products (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255)
);
INSERT INTO products (name) VALUES ('Laptop');
INSERT INTO products (name) VALUES ('Tablet');
テーブルとデータが正常に作成されたことを確認するには、次の SQL クエリを実行します。
SELECT * FROM users;
SELECT * FROM products;
挿入したデータが表示されるはずです。
psql
シェルを終了するには、次のように入力します。
\q
これで Linux ターミナルに戻ります。