ls -l /etc/localtime でローカルタイムを調べる
/etc/timezone
ファイルに加えて、Linux システムでは /etc/localtime
のシンボリックリンクを使用して、実際のタイムゾーンデータファイルを指すことがよくあります。このシンボリックリンクは、システムにどのタイムゾーンルールを使用するかを指示します。
シンボリックリンク(またはシンリンク)は、別のファイルまたはディレクトリを指す特殊なタイプのファイルです。ショートカットのようなものです。
ls -l
コマンドを使用して、このシンボリックリンクを調べることができます。ls
コマンドはディレクトリの内容を一覧表示し、-l
オプションは詳細な一覧形式を提供し、パーミッション、所有者、サイズ、およびシンボリックリンクが指す先などの詳細を表示します。
ターミナルに以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
ls -l /etc/localtime
次のような出力が表示されるはずです。
lrwxrwxrwx 1 root root ... /etc/localtime -> ../usr/share/zoneinfo/Etc/UTC
出力の末尾を見てください。->
記号は、/etc/localtime
がシンボリックリンクであり、/usr/share/zoneinfo/Etc/UTC
を指していることを示しています。このパス /usr/share/zoneinfo/
には、様々な地域や都市の実際のタイムゾーンデータファイルが含まれています。
これにより、システムの時刻が、リンクされたタイムゾーンデータファイルで定義されたルールに従って解釈されていることが確認できます。
これで、Linux システムのタイムゾーンを確認する 3 つの異なる方法を学びました。timedatectl
を使用する方法、/etc/timezone
を表示する方法、および /etc/localtime
シンボリックリンクを調べる方法です。
Continue をクリックして、この実験を完了します。