Go テンプレートを使用した履歴出力のフォーマット
デフォルト形式や簡潔モードに加えて、docker history
コマンドでは Go テンプレートを使用して出力をフォーマットすることができます。これにより、表示する情報とその表示方法を細かく制御できます。
--format
フラグを使用して Go テンプレートを指定します。テンプレート構文を使用してイメージ履歴の様々なフィールドにアクセス可能です。主なフィールドには.ID
、.Created
、.CreatedBy
、.Size
、.Comment
などがあります。
イメージ ID とレイヤー作成コマンドのみをタブ区切りで表示するフォーマットを試してみましょう。
docker history --format "{{.ID}}\t{{.CreatedBy}}" ubuntu
このテンプレートでは:
{{.ID}}
はレイヤーのイメージ ID を参照します
\t
は区切り文字としてのタブです
{{.CreatedBy}}
はレイヤー作成に使用されたコマンドを参照します
サイズを含めるなど、必要な出力を得るために様々なフィールドやフォーマットを試すことができます。例えば:
docker history --format "{{.ID}}\t{{.Size}}\t{{.CreatedBy}}" ubuntu
Go テンプレートを使用することで、スクリプト作成やレポート作成のためにイメージ履歴から特定の情報を抽出する強力な方法を提供します。