データ型の操作
NumPy のデータ型は dtype
(データ型)オブジェクトとして表されます。import numpy as np
を使って NumPy をインポートした後は、np.bool_
、np.float32
などを使ってデータ型にアクセスできます。
データ型を関数として使って、Python の数値を配列スカラーに変換したり、Python の数値のシーケンスをその型の配列に変換したり、または多くの NumPy 関数やメソッドの dtype キーワードの引数として使うことができます。以下はいくつかの例です。
x = np.float32(1.0)
## x は現在、値が 1.0 の float32 の配列スカラーになります
y = np.int_([1,2,4])
## y は現在、値が [1, 2, 4] の int 型の配列になります
z = np.arange(3, dtype=np.uint8)
## z は現在、値が [0, 1, 2] の uint8 型の配列になります
文字コードを使って配列型を参照することもできますが、dtype オブジェクトを代わりに使うことをお勧めします。たとえば:
np.array([1, 2, 3], dtype='f')
## 値が [1., 2., 3.] で dtype が float32 の配列を返します
配列の型を変換するには、.astype()
メソッドを使うか、型自体を関数として使うことができます。たとえば:
z.astype(float)
## dtype が float64 の配列 z を返します
np.int8(z)
## dtype が int8 の配列 z を返します