システムに GCC コンパイラをインストールする
このステップでは、C プログラムをコンパイルして実行するために必須の GCC コンパイラをインストールする手順を説明します。LabEx 環境では通常 GCC が事前にインストールされていますが、包括的な学習体験を提供するためにインストール手順を説明します。
LabEx VM では、GCC コンパイラが事前にインストールされています。このステップは、インストール手順を理解するための教育目的です。
Ubuntu のような Linux ベースのシステムで作業する場合、ソフトウェアのインストールは通常パッケージマネージャーを通じて行われます。使用するコマンドはシンプルですが強力で、数回のキー入力で開発環境をセットアップできます。
WebIDE のターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt install -y gcc
実行例の出力:
Reading package lists...
Building dependency tree...
Reading state information...
The following additional packages will be installed:
gcc-11-base libgcc-11-dev libgcc1
Suggested packages:
gcc-11-locales
The following NEW packages will be installed:
gcc gcc-11-base libgcc-11-dev libgcc1
0 upgraded, 4 newly installed, 0 to remove and 18 not upgraded.
Need to get 0 B/2172 kB of archives.
After this operation, 6496 kB of additional disk space will be used.
これらのコマンドはまずパッケージリストを更新し、その後 GCC コンパイラをインストールします。-y
フラグは、すべてのプロンプトに自動的に「はい」と回答し、インストールプロセスをスムーズで中断なく行います。
GCC のインストールを確認するために、そのバージョンを確認しましょう。
gcc --version
実行例の出力:
gcc (Ubuntu 11.4.0-1ubuntu1~22.04) 11.4.0
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This is free software; see the source for copying conditions. There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
バージョン情報は、システムにインストールされている GCC の特定のバージョンを示します。これは、互換性や利用可能な機能を理解するために重要です。
さらにコンパイラが機能することを確認するために、先ほど作成したプログラムを実行しましょう。
cd ~/project
gcc program_structure.c -o program_structure
./program_structure
実行例の出力:
Hello C
このコマンドのシーケンスは、C プログラムをコンパイルして実行する典型的なワークフローを示しています。gcc
コマンドはソースコードをコンパイルし、-o
フラグは出力実行可能ファイル名を指定し、./
はコンパイル済みのプログラムを実行します。
「Hello C」のメッセージが表示された場合、GCC コンパイラが正常に機能しています。正常に GCC をインストールし、C プログラムをコンパイルして実行しました。C プログラミングの世界への最初の一歩を踏み出したおめでとうございます!